ライフハック「知らなかった」では済まされない。

私たち日本人は、宗教活動とはほとんど無縁の生活を過ごして20代を迎えます。
20代になったとたんに宗教関係のお話を知人から聞くようになったり、政治がらみで耳に入ってくるようになります。

宗教関係の知識は学校では教えてくれません。どんなに頭がよく神童と呼ばれたような方も宗教に関しては大半の人が無知であり、無防備です。無知は大変危険です。セキュリティソフトをインストールせずに海外のアダルトサイトを巡回する以上に危険です。

当記事では「宗教とはどういうものなのか」「宗教のメリット・デメリット」「宗教との付き合い方」を20代向けに記述します。



宗教を根っから否定する前に

「宗教」という単語を見たり聞いた瞬間から全否定する人、いますよね。
お気持ちはものすごいわかりますが、そういう人に限って「宗教とは何か」理解していない人がほとんどです。

しかし彼らも悪気があって全否定しているのではなく、「自分の身を守るために過剰反応しているだけ」です。家族や知人からの様々な口コミやネットで得た知識により、『宗教=自分が損をしたり傷ついたりする』という公式が頭の中で描かれているため、本能的に反応してしまいます。全否定して当然です。


悲しいことに、悪い話に角が立つのは当然の世の中です。
宗教団体がどんなに世の中にとってプラスになることをしても、宗教に無関心な私たちは「へえ。」の一言で片付けます。当たり前です。宗教に無関心ですし、私たち自身に利益など回ってこないと思っているのですから。もちろん記憶にも残りません。
しかし宗教団体が1度でも問題を起こせば、私たちは激怒したり、恐れたりします。当たり前です。宗教には無関心でも「自分も損をするかも。自分も傷つくかも」と自分事には興味津々なので、損をしたり傷ついたりしないようにしっかり記憶します。


人間の記憶はとても曖昧で、「その記憶を人に話すたびに、話が盛り上がる方向へと改善されます」

例:
思い出す→盛り上がるように少しだけ脚色する→話す→話した内容を上書き保存する→上書きした記憶を思い出す→盛り上がるように少しだけ脚色する→…

当然のことですが、この記憶に残るメカニズムは宗教団体に限らず、様々なことに当てはまります。

そして日本の宗教の信仰者は2億900万人と言われています。日本人の人口をはるかに凌駕している、とんでもない数字です。これだけの人数がいるのですから悪い噂が尾ひれをつけて広まるのも当然だと考えられます。



宗教とは

では実際に宗教とはどういったものなのか、wikipediaで見てみましょう。

宗教とは、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。
引用元:wikipedia:宗教



観念という言葉が出てきました。wikipediaにはこう書かれています。

観念(かんねん、英: idea、希: ιδέα)は、プラトンに由来する語「イデア」の近世哲学以降の用法に対する訳語で、何かあるものに関するひとまとまりの意識内容のこと。
引用元:wikipedia:観念



人間の力や自然の力を超えた存在=空想上、想像上の人物やキャラクター。(人間の力を超えている以上、人ではないためここでは空想上や想像上という表現を用いる。)
観念=グループ・集団の考え方。


20代向けに意訳すると、宗教とは想像上の人物やキャラクターを中心とするサークルの考え方。またそのサークルの教えや儀式・礼儀、活動場所などをそなえた社会集団。大学のサークルみたいなもの。

また、宗教法人の活動で得た利益は全て非課税となります。まさに坊主丸儲け。


補足:
マルチ商法と呼ばれるMLM(マルチレベルマーケティング)、ネットワークビジネスが宗教と呼ばれたりもしますが、上記の内容を読むと宗教とは少しだけ違うことがわかると思います。
宗教もMLMも特定の人物を尊敬・崇拝しますが、
・MLMはバッチリ課税される
・MLMに活動拠点がない
・MLMの中心人物は人知を超えた能力の持ち主ではなく普通の一般人が持ちあげられているだけ
上記3点から宗教とは全く別物であることがわかります。ただし非常に近い平行線上に存在するのも事実です。うなぎと穴子みたいなものです。



宗教のメリット・デメリット

私たちが一番気にすることは単純です。
・私が損をするかどうか
この1点です。
これだけは一概に「YES」とも「NO」とも言えません。私たち全員の価値観が違うからです。
各々がメリットとデメリットを照らしあわせて、自分の中で計算をすれば答えがでてきます。

【メリット】
・基本的に人間として素敵な生き方を教えとしているので、教えや心構えに従うと自己啓発になる
・人が集うため、出会いがある。

【デメリット】
・集会の交通費は自腹。
・お布施金があったりなかったり。
・定例集会があったりなかったり。
・宗教関係のグッズを買わなければいけない雰囲気だったり。


主観ですが、私が感じるメリットとデメリットはこのようなものです。
教えを守れば素敵な生き方ができるのが最大の魅力です。
授業が道徳しかなく、出席する必要のない社会人専用の学校だと思ってください。

宗教関係のグッズは新聞だったり雑誌だったりします。
様々な宗教の雑誌を読ませて頂きましたが、どれも良いことがかかれています。
値段がいくらかは知りません。ピンからキリまででしょう。
私はこれらを読むなら、PRESIDENTの年間購読(\10,000/年)をしたほうが遥かにタメになると思いました。(宗教関係の雑誌とPRESIDENTではジャンルが違うため、また私が望んでいる情報が異なるため比較対象になるのか突っ込まれるとグウの音も出ません。)

長くなりましたが、宗教ってこうやって見ると「普通」ですよね。
ではなぜ宗教が過剰なまでに忌み嫌われたり、叩かれたりするのでしょうか。


宗教の評判があまりよくない理由

ダントツの理由が
「不本意な勧誘を強いられる」
です。
これは、『させられる方』も『させられた方』も嫌です。双方とも勧誘に関して受身であり、本人が望んでいないためです。
※「参加している宗教が素晴らしくて、これは他の人も全員やったほうがいいでしょ!」と考え、自ら率先して勧誘する人は例外です。


大事なことは、『宗教の勧誘』は宗教の教えそのものではないため、「しつこい勧誘をしてくる=あの宗教は悪だ」は少し違います。
嫌いになる対象は「勧誘してこい!と指示を出してくるジャイアン的存在の人間、及び楽しんで勧誘している当人」です。(勧誘する側は宗教の代表として赴いているので、勧誘者=宗教が嫌われるのは当然といえば当然ですが。)


勘違いしてほしくないことが1点。
良いと思っているものを他人に薦めるのは大変素晴らしいことです。
しかし相手が望んでもいないものを押し付けるのは薦めるとは少し違います。
もし勧誘する組織や派閥が、事前に勧誘先の市場調査やマーケティングを行なっているならばこのような嫌悪感を抱かれることは少なくなると思いますが現状は強引に押し付けている状態です。大阪のおばちゃんがポケットの飴ちゃんを配っているようなものです。



20代は宗教とどのように付きあえばいいのか

遊び盛りの20代。
自分で働き、収益を得ることで自分の趣味の幅が広がる20代。
将来を見据えて仕事の勉強に勤しむ20代。
自分の時間の確保でいっぱいいっぱいの20代。
それらの楽しい時間を削ってまで宗教に参加するかどうかは本人次第です。
ただ、「生き方」は学校でも会社でも教えてくれません。最近では親も教えてくれるかどうか危うい時代です。
ですので宗教に参加して「生き方」を学ぶのは大いに賛成です。様々な出会いがあり、一期一会があなたの人生を大きく変えるでしょう。



また、本当に素晴らしい!これは誰かに伝えなければ!と奮起したならばまずは伝える相手の調査をすることから下さい。
相手の日常生活に不満があり、あなたが参加している宗教がその不満を解決する糸口になるのであれば、「提案」する形で紹介してみてはいかがでしょうか。


やりたいことが明確に見つかっていて、人生プランの計画もバッチリの人にとっては宗教は少々邪魔な存在かもしれません。その宗教で夢が叶うなら話しは別です。
あなたが宗教に興味や関心がない場合、また宗教に属するメリットを見つけられなくて勧誘を断るときは「私はこれこれこういうやりたいことがあるから、宗教を信仰する時間はないんだよね。誘ってくれてありがとう。」程度のことをお伝えし、丁重にお断りしましょう。丁重にお断りをすれば、誘った側も悪い気をしません。


また、良いモノを薦めてくれた知人にむかって、宗教という言葉を聞いただけで過剰反応し「は?宗教?ふざけんな」のような暴言を吐くようであれば、あなたは宗教参加資格をバッチリ満たしています。今すぐ改心したほうが、あなたやあなたの教育を受けて育つ子どもの将来のタメになります。



編集後記

参考文献:なぜ人は宗教にハマるのか (14歳の世渡り術)

私自身宗教に属しておらず、「宗教の活動はこれだ!(ドーン!)」のような記事は残念ながら書けません。当記事は宗教に属する方々からのお話を元に書きました。宗教でご飯を食べているようなプロからすれば当記事の内容なんて薄っぺらいと思います。

また、宗教活動に本格的に勤しんでいる方々は私たちの母や父の世代(50、60代)が多いです。友人や知人の両親を見ると家の中がとても綺麗だったり、しっかりした人が多いのも印象に残っています。私自身、宗教に関して悪いイメージはあまりありません。

宗教以外のことでも言えることですが、自分が全く知らない物事を頭から否定するような大人には育ってほしくありません。食べ物もそうです。一度自分で食べてしっかり味わってから「私は美味しいと思った」「私のクチには合わなかった」とコメントをできるような人で溢れかえるような国であってほしいです。

2012年、一人でも多くの人の夢が叶いますように。

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